佃煮が最中の中に?今回ご紹介するのは「佃の佃煮」さんの【加賀の白峰】です。これは佃煮なのか、それともお菓子なのか…その謎が今回明らかに!なるかも?
とっても名前が覚えやすい「佃の佃煮」さん。昭和21年創業の佃煮屋さんで、化学調味料や保存料、着色料などの食品添加物を一切使わないという職人気質のお店で、「その素材本来の味や色、風味を大切に生かしたい」というこだわりを持っているそうです。これは期待が膨らみます!
そして買ってきました、佃の佃煮さんロングセラー商品「加賀の白峰(はくほう)」。「しらみね」ではなく「はくほう」と読みます。上品な白い個包装を開けると、ちょうど本物と同じくらいの大きさのクルミ柄最中がコロンと登場!これはかわいいぞ!
まずは一かじり。むむむ、佃煮のように醤油の風味がするわけでなく、かといって和菓子と呼ぶほど甘い味でもない、これは予想していなかった味。もう一口いただくと…なるほど。くるみ本来の香ばしい風味に、やさしい甘さと、ほんの少しの塩味が感じられる、ものすごく奥深い味です。
老舗「俵屋」さんのじろ飴を使い、丹念に炊きあげられたというくるみ煮は、見た目、香り、味、歯ごたえ、その全てで楽しめる、金沢らしい上品な逸品です。
甘さ控えめなので、お茶うけにはもちろん、お酒のつまみとしてもおいしくいただけるのではないでしょうか。つまりは、「佃煮であり、お菓子でもある」それが【加賀の白峰】です。石川・金沢の奥深さを手軽に感じられるお土産としておすすめします!