竪町の奥にある「DORUMIRU」さんは、それはそれは美しいフルーツのパルフェで有名です。ネット上に投稿されている写真が、どれを見ても絵画のようにキレイなんですよね……。憧れのパルフェをいただきに、今回おじゃまいたしました!
開店前に並んででも食べたい、魅惑の逸品
その日、当然のように34℃の酷暑です。暑いです。片町のバス停からスクランブルを渡り、竪町をほぼ全て踏破してようやくDORUMIRUさんに到着。もうちょっと歩くと新竪町の入口がありますね。暑さのせいで人影もまばらです。
カフェの営業は12時からです。11時半からウェイティングの名簿が出てくるので、名前を書いて待つことにします。早いかなと思いながら11時半に現地到着したら、すでに何組かのお客さんが待っていらっしゃいました。皆さんの情熱がすごい。
メニューも出してくれています。ジュースの種類が豊富ですね。個人的にはアールグレイとダージリンが両方あって嬉しいです!
竪町通りをうろうろしたり、窓から見える店内のオシャレっぷりにわくわくしながら待つこと30分。12時に開店です! その頃には、お店の前にかなりの行列が。14、5人はいらしていたような気がします。
おおきな六角形の机が真ん中に配置されている店内。ブルックリンスタイルでかっこいい! 落ち着いた色合いで、彩りゆたかなパルフェの背景にピッタリですよね。壁際の席には、撮影用に額縁が設置されていました。前金制で、注文と支払いを済ませてから席へ案内してもらいます。
キッチンのスタイリッシュさ、まるでドラマか何かのようです。こんなかっこいいのに超実用的。見せる収納とか、瓶に入れておくストック方法とか、参考にしたい!
傘のない電球がゆらゆらしているのも雰囲気あります。どことなく涼しげで、猛暑だということを忘れてしまいそう。
ついに来ましたー! 左が「桃といちごと杏仁のパルフェ」、右が「ピオーネとアールグレイショコラのパルフェ」です。うつくしいー! あまりの美しさに「どこからどう食べれば……?」とスプーンが止まってしまいます。
「桃といちごと杏仁のパルフェ」。まんまるにくりぬかれた桃が、ピンク色のクリームの上にコロコロしている姿、ほんとうにカワイイ。きっちり隙間なく並べられた断面が、タイルアートのようにうつくしいです……。完成度が高すぎて、芸術作品のよう。これ、本当に食べられるのかな? よくできた食品サンプルなのでは?
この、きれいに整えられたパルフェの表面にスプーンを入れる緊張感……おいしいー! 一度穴をあけてしまったら、食べる手が止まりません。中にはミルフィーユのようなパイ生地が入っていて、とてもボリューミーです。桃の果肉がジューシー! クリーム、フルーツ、甘いものしかないのに次々と口に運んでしまうのは控えめな甘さのおかげかも。絶妙なバランスですね。
「ピオーネとアールグレイショコラのパルフェ」。ピンクの花弁と、大粒のピオーネの山が金箔をまとって光り輝いている……! 私の大好きなふわっふわ生クリームと、甘酸っぱいジェラートのコンビもすばらしいです。三層に分かれた断面がはっきり見えているのもステキ。これ、アールグレイショコラのムースと、ライチのゼリー、最後がグレープフルーツなんですよ! ぷるぷるのピオーネを一つずつ食べていく贅沢……おいしーい! 生クリームとともにいただくと、ますますおいしい!
このアングルでは見えないんですが、ジェラートの向こう側にショコラのアイスが隠れていました。カカオの香りがしっかりと感じられる、濃厚で甘さ控えめのアイス! ショコラのアイスと生クリームを一緒にいただいたら、これまた贅沢な味でした。食べ進めれば次から次へとステキなスイーツが出てくるとは、桃源郷かな。(ぶどうですが)
おいしくてうつくしい、極上の幸せ
DORUMIRUさんのパルフェ、最高においしかったです。幸せという概念をパルフェにしたら、あんな感じになると思う。見ていて幸せ、食べて幸せ! こんな素敵なスイーツをこの世に出してくれてありがとうございます!
パルフェパルフェと連発していますが、書くたびになんか落ち着かない。昭和な私が扱うならやっぱり「パフェ」であって、「パルフェ」なんて単語はおこがましいような。「パフェ」といえば古き良き喫茶店でいただく、あれですよね。バナナとリンゴとメロンが刺さっていて、てっぺんに真っ赤なさくらんぼ(缶詰)が乗っているやつ。チョコソース(断じてショコラではない)がとろーっとしていて甘いやつ。そう考えると、DORUMIRUさんのメニューはやっぱり「パフェ」じゃなくて「パルフェ」が正しい! あーパフェも食べたくなってきました。
ちなみにDORUMIRUさんはゲストハウスでもあります。カフェの隣にはおしゃれレトロ感あふれるエントランスが。チェックインはカフェの方でするらしいですね。うわーかっこいい……! 地元なのに意味もなく泊まってみたい!
住所:石川県金沢市竪町1-1
電話:076-260-0300
https://ja-jp.facebook.com/dorumiru/(Facebook)
https://www.instagram.com/dorumiru/?hl=ja(Instagram)
※宿泊のご予約はWebで、とのことです。
※情報は投稿時のものです。