北陸新幹線開通後、観光客の方々で賑わうひがし茶屋街。新しい飲食店やギャラリーもどんどん増えています。そんな観光地ですが、歩いてみると、地元の方でも意外な発見がたくさん転がっていて、面白いんですよ。
たとえば…
たくさんの“石川県”が普通の民家に飾られていたり…
季節ごとに模様替えをする、おしゃれなポストがあったり…
なんとも粋な心遣い!観光客を喜ばせたいという想いからでしょうか。見つけたとき、ほっこり幸せな気持ちになりました。
あ、鳥がいた…と思ったら、よく見ると作り物だ!調べると、ハトらしいです。中国の魔除けの一種だそうですよ。こちらはメインストリートから離れた住宅地にあるので、見つけるのはなかなか難しいかもしれません。
また、古くからの風習となっているものもあります。
ひがし茶屋街を歩いていると、よく、軒下に吊るされたトウモロコシを見かけませんか?このトウモロコシは「門守(かどもり)」と言われ、東山にある「観音院」で旧暦の7月9日に当たる日に、参拝した方が購入できます。
「四万六千日(しまんろくせんにち)」と呼ばれる行事で、観音さまの功徳が得られる日。この日にお参りをすると、1回で4万6000日分のお参りをしたのと同じご利益があるのだとか…!それは、お参りするしか(笑)。
そして、なぜトウモロコシなのかというと、実が家族の繁栄を、毛の部分は「儲け」や「魔除け」の意味として、縁起物になっているそうです。みなさんも、来年はぜひトウモロコシをもらいに行ってみてくださいね。
ひがし茶屋街には、まだまだ知られていない不思議なものがたくさんあります!観光ではじめて行く方も、ずっと金沢に住んでいる地元の方も、お散歩してみると楽しいことまちがいなしです♪