バレンタイン特設会場がデパートに現れる季節になりましたね。私は毎年チョコを爆買いしています。全て自分用です。今年も香林坊大和「ショコラの祭典」でいろいろ買ってきました。

いつもはチラシを入念に読みこんで会場入りするのですが、今回はあまり予習をしませんでした。ほしいものだらけで財布の紐がどこかに行ったまま帰ってこず、どれだけ予算を設定してもオーバーするのが恒例行事になっていたからです。事前学習はいつも無駄になりました。してもしなくても同じなのでは?という、完全な諦めの境地です。

結果、初出店ブランド、試食しておいしかったところ、フレーバーが好みだったところを、心の赴くままにゲットしてきました。それはそれでたいへん楽しかったのですが、やはり予算配分は全くできず。地元ショコラトリーのパティスリーオノさんやル・ミュゼ・ドゥ・アッシュさんも買おうと思っていたのに、お金が足りませんでした……! 無念!

それでは、購入したチョコを順にご紹介させていただきます。

英国王室御用達ブランド「プレスタ」

にし茶屋街のカフェもたいへんステキなプレスタさん。近所に直営店があると、品揃えがぐっと充実しますね! 昨年は種類が少なかったのですが、今年は選び放題! 基本中の基本・71%のダークチョコレートと、もうひとつ。

ごらんください、ルビーチョコレートです!

ルビーチョコレートは2017年、なんと80年ぶりに開発されたチョコレートの新種。ダーク、ミルク、ホワイトの3種類に加えられたピンク色のチョコです。話には聞いていましたが、本当にピンク色だ……! 実はまだ食べていないんです。この記事に出てくるチョコのほとんどは、これからいただきます。試食させてもらったものもありますが、ほんの一部。ルビーチョコレート、どんな味かなー。見た目を裏切らない、ベリーの風味だと聞いています。プレスタのチョコなのでおいしいのは確実です。楽しみ!

美食の町、パルマ最古のチョコレート店「バンキーニ」

試食させてもらって「うまーい!」と感動し、うっかり3枚も板チョコを買ってしまいました。生ハムで有名なイタリア・パルマのチョコブランド「バンキーニ」です。カカオ100%のチョコを食べたこと、ありますか? 私はありませんでした。だってカカオ90%のチョコでさえ、ビックリするほど苦かったから!

ところがこちらのカカオ100%は、爽やかな酸味があるだけ。ぜんぜん苦くないんです。そのためか、75%の一般的なダークチョコが、ミルクチョコのように甘い。良質なカカオを使っているから実現できる味なんだそうです。健康のためにカカオだけを摂取したい方には強くオススメします。私も板チョコシリーズ「プリンチペ」(王子様、という意味らしい)75%・85%の両方を買いました!

それから「プリンチピーノ」(小さな王子様)の、パルマのスミレ。素朴なパッケージも、色遣いも、名前の響きもかわいいー! 素敵なブランドと出会ってしまった。来年もチェックします。

BANCHINI バンキーニ(デメテル)
https://demeterdemetra.jp/banchini

今年で100周年! ベルギー王室御用達「マダムドリュック」

こちらは完全に箱買いの「マダムドリュック」。香林坊大和さんでは初出店です。ベルギーでは「Mery」というブランド名なのだそうですよ。ご覧ください、このかわいさ……!

こちらはロジーンBOX4個入り。写真のプリントがすてき!

こちらはトリュフ4個入り。BOXのデザインは創業当時のままだとか。創業100年(!)なのに、このかわいらしさです。全然古い印象がないどころか、むちゃくちゃかわいいんですけど。普遍的なデザインってすごい。そして4種類のトリュフ! 絶対どれもおいしいー! 全種類1個しかないので、ものすごく味わって食べないと後悔するやつです。

紙袋もこんなにかわいい! あー幸せ。自分用なのに、2ついただいてしまいました。特別な贈り物を入れて渡せば、喜ばれること間違いなしですね。

リーズナブルなのに本格的「ラムール」

トリュフを試食させてもらい、値段を見て即買いした「ラムール」。トリュフが5個入で千円切ってくるんですよ!(注:バレンタイン会場では金銭感覚が崩壊します) しかもすごくおいしい……! 公式のページにもありますが、ベルギーのチョコには珍しく、華やかなチョコです。パッケージも花柄でかわいいー!

ご覧ください、このかわいいショコラ! 上段の真っ赤なハートが「アムール」。サクサクとした食感のアーモンドクリームだそうで、確実においしいです!

おまけもいただきましたよ! 中身はチョコビスケットです。

3つも入ってました! やったー!

Daska Collection ラムール
http://www.daskajapan.com/lamour.htm

調べてみたらすごかった「ル・グリル ドミニク・ブシェ カナザワ」

シェフの格好をした女性が店番をしているブースのチョコが気になり、試食をいただきました。これがまた、衝撃的なおいしさ。かなり薄いのに、表面がパリッとして中身がやわらかいとハッキリ分かります! 「会場が暖かいので、ちょっと溶けてきていて……」と残念そうにしていますが、むちゃくちゃおいしいのです。この薄さなのに、しっかり中身が感じられるこの繊細さ、なんなの!?

思わず2つとも購入しました。フレーバーが素敵すぎて選べなかった……!

左が【ショコラ オ ノア】ピスタチオ・ヘーゼルナッツ・プレーン・くるみ・アーモンド

右が【ショコラ オ テ】カモミール・加賀棒茶・抹茶・アールグレイ・チャイ

両方とも同じレベルで魅力的。究極の選択すぎる。片方だけなんて無理です! あーすてき! 食べる順番すら究極の選択! どれからいただけばいいのかー!

うつくしい……! 三角形の繊細なショコラが整然と並べられています。これは、ひとつ取るのも憚られるバランス。もちろん、まだ実食しておりません。試食させてもらえたのは僥倖でした。本当においしかったー。

帰ってきてからようやく気がついたのですが、このパッケージ、リボンがちょうどバレリーナのチュチュのスカート部分になってるんですね! めっちゃかわいいー!

……ちょっと時間を戻し、精算を待っている時。周囲をボーっと眺めていて、私のお釣りを計算してくれているシェフ服を着た女性が、壁に貼ってあるポスターの中の方と同一人物であることにようやく気がつきました。え、ドミニク・ブシェご本人と思しきシェフと、この女性が肩を組んでツーショットで笑顔!?

ちょうど戻ってこられたご本人に聞いてみると、「そうなんです、このチョコ私が手作りしたんです!」と。まさか、パティシエさんご本人が店番しているとは! あとドミニク・ブシェって、ジョエル・ロブションの右腕だった人なのですね……? ごめんなさい、今まで全然知らなかったです。そのブシェと肩組んで笑ってる彼女もむちゃくちゃすごい人ですよ。うわー。本当に知らなくてすみません。でもご本人から直接買えるなんて、超ラッキー! さらに特別な味がしそうです!

Le Grill – Kanazawa – Dominique Bouchet
http://www.legrill.jp/

番外編! 地下で発見「柴舟小出」生チョコ大福

和菓子屋さんもバレンタイン! 小出さんで試食させてもらった生チョコ大福がとってもおいしくて、これまた即買いしました。

その名も「生チョコ大福 さくら」。パッケージも大福もピンク色で、春が待ち遠しいですねー。

サイズ感も小さめで、甘さも控えめ。ぺろっと食べられます。これはやばい。下手すると一気に全部いけちゃう感じですよ。うまーい! 冷蔵庫で保管しましたが、ちょっと常温に戻してからいただくと、チョコの餡がふわふわになってさらにうまーい! 2月14日までの販売なので、興味のある方はお急ぎください。私もリピートしたいです!

他の和菓子屋さんも、バレンタインを意識した甘味をいろいろ作られていました。越山さんの和風トリュフ「加賀宝珠」! 不室屋さんの「宝の麩ハート」! 何もかも気になる……。ああー予算が10倍くらいあって、無限に食べられるお腹があれば、目についたものを全部買ってきたのにー!

寒い時にいただく甘いものって最高ですよね。ご家族や好きな人とシェアするもよし、私のように独り占めして贅沢な幸せをかみしめるもよし。ぜひぜひ、会場へ足を運んでみてください。どれを買おうか悩むのもまた楽しいですよー!

香林坊大和 ショコラの祭典
8階ホール 2月14日まで
https://www.daiwa-dp.co.jp/kohrinbo/2019/02/21.php

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