「 #2020いしカバくんカレンダー 」プロジェクトとは…

石川応援プロジェクト「\勝手に/いしかわディスカバリー」といしカバくんは、おかげさまで今年5周年。平成最後であり、新元号が始まる年でもあるので、何か記念となることを!ということで、いしカバ部は考えました。一年かけて石川県のフォトジェニックな旬のスポットをいしカバくんと共にまわって写真に収め、最終的にはカレンダーにしよう!というプロジェクトです!

盛夏の候、鶴仙渓で豪華な川床弁当を味わう

川床。一度は訪れてみたい優雅な避暑スポットです。川床といえば京都・鴨川や鞍馬が有名ですが、石川県にもお手軽に楽しめる川床があります! 今回は山中温泉の鶴仙渓で、優雅で豪華な川床弁当を楽しんできました。

加賀市の山中温泉は、金沢の中心部から車で1時間ほどの山あいにあります。8号線から左折し、しばらく車を走らせれば目にも鮮やかな青田が広がります。田んぼ! 山! 空! ああ、これぞ日本の夏休み!

あやとりはしのたもとから、鶴仙渓へ

鶴仙渓は、「あやとりはし」から「こおろぎ橋」までの渓谷です。現在こおろぎ橋は架け替え工事中で、2019年10月11日までは通行止になっています。こおろぎ橋は通れませんが、橋から少しだけ上流へ歩くと鶴仙渓へ降りていける石段がありますよ。

あやとりはしのたもとから、鶴仙渓へ降りていく石段があります。そこから川床の赤い傘が見えます! わー早くたどり着きたい!

このあたりまで来ると、空気がぐっと涼しく感じられます。赤い傘と畳敷きの床、渓流の水音……川床ですね!
今回、川床弁当を予約したのが、通行止めのこおろぎ橋のたもとで営業されている「料亭 明月楼」さんの「明月鰻弁当」! 何も知らずに予約しましたが「料亭 明月楼」さんは大変立派な料亭でした……想像の6倍くらい立派で格式が高かったです。玄関を開けたら畳敷きで緋毛氈(ひもうせん)が敷かれており、一瞬で緊張しました。

川床を利用するには席料(300円・加賀棒茶付)が必要です。この加賀棒茶が、きりりと冷えていて香ばしくてすごくおいしかった! さて、鰻弁当をいただきます。

鰻弁当、受け取った時に温かかったです! ちゃんと時間に合わせて作ってくださったんだなーと感動しました。ふわふわの鰻に、しっかり醤油味なのに次々と口に運べるタレの絶妙な味。山椒はきちんと実をすりつぶしたもので、殻がそのまま入っているんですよ! これが山椒の粒なんですね……。「山椒は小粒でもぴりりと辛い」と言いますが、この目で見たのは生まれて初めてでした。
だし巻き卵もとろとろなのにしっかりしていて、控えめな出汁の味がじんわりと広がって、しみじみおいしかったです。思い切って贅沢して本当によかった。鰻もだし巻き卵も、ふわふわであったかで最高でした……!

明月楼 本館
http://www.cam.hi-ho.ne.jp/meigetsuro/
※本館はおひとり様では入れないようですが、「明月楼 離れ」は気軽に利用できそうです。
明月楼 離れ
https://meigetsuro-hanare.jimdo.com/

ちなみに川床にゴミ箱はありませんので、空になった弁当箱は持ち帰りましょう。

しめは道場六三郎監修の甘味で大満足

鶴仙渓の川床では、道場六三郎氏が監修した特別なスイーツを味わうことができます! 「冷製抹茶しるこ」「川床ロール」のどちらかを選べます。今回は「川床ロール」にしました。いや、現地に行く前から「川床ロール」に決めてました!

なんという贅沢。料亭の鰻弁当で満腹になり、デザートに道場六三郎の甘味。いしカバくんが羨ましそうにこちらを見ている気がします。
川床ロールもふわっふわでしっとりしていて、うまーい! 屋外でこのクオリティのロールケーキが食べられるのがすごい。つめたい加賀棒茶との相性抜群です。それにこのロールケーキ、クリームが加賀棒茶の香り(多分)! 合わないはずがありません。一瞬でなくなりました。川床ロール、もう一つおかわりしたい。

満ち足りた気持ちになりました。自然の中で、おいしいお料理やスイーツをいただくのがこんなに幸せになれるものだったとは。

なお、こちらが川床弁当の一覧です。お弁当はお店へ電話予約し、自分で取りに行きます。うーん、「味処すずめ」の「和牛あみ焼き弁当」も迷ったんですよねー。「寿司料理 左らく」の「山中節弁当」も面白そう! オムライスも、作り立てサンドイッチもぐるぐるウインナーも、全部気になります。
山中温泉の鶴仙渓ページからPDFをダウンロードできるので、ぜひご確認ください。
https://www.yamanaka-spa.or.jp/event/591

山中温泉の見どころは他にもいろいろ!

川床を見下ろせる「あやとりはし」。吊り橋なのにくねくねしていて、たいへん不思議な光景です。草月流家元・勅使河原宏氏がデザインした橋なのだそう。たくさんの人が歩くといい感じにゆらゆらします。怖い方には怖いかも。

これはあの撮影用スポット!「M」のところで二人で人文字を作るやつです。背景が緑一色で、カラフルな文字がむちゃくちゃ映えますね。入賞者には豪華景品がプレゼントされる「山中温泉インスタグラムフォトコンテスト」も開催されているので、腕に覚えのある方は応募してみてはいかがでしょうか。

山中温泉
https://www.yamanaka-spa.or.jp/

山中温泉 鶴仙渓川床
期間:2019年4月1日(月)~11月30日(土)
※11月営業のみ、気温低下など天候不順も予想されるため不定休となります。
時間:9時30分~16時
※11月のみ:10時~15時
場所:あやとりはし袂不動滝そば
お席料:加賀棒茶付 大人300円/小学生200円
その他詳細は、山中温泉ページでご確認ください。
https://www.yamanaka-spa.or.jp/event/591
※情報は投稿時のものです。

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