金沢市寺町エリアに2019年7月に開館した「谷口吉郎・吉生記念 金沢建築館」。
今年1月から企画展「金沢のチカラ」が開催されており、金沢市内のいろんな施設の建築模型が一堂に会しているとのことでしたので、家族で遊びに行ってきました。
こちらのミュージアムは、金沢市の名誉市民第一号でもある建築家の谷口吉郎さんが暮らした住まいの跡地に建設されています。谷口さんのご長男であり、鈴木大拙館をはじめ東京や京都の国立博物館の建築でも有名な谷口吉生さんの設計です。
谷口吉郎さんは、金沢で歴史的な建造物が失われていくのを憂い、保存と開発の調和をまちづくりの基本とすることを市に提言して、日本で初めての景観保存条例が制定されるきっかけを作ったすごい人です!
常設展示室には、谷口さんの代表作である「迎賓館赤坂離宮和風別館」の広間と茶室が再現されています。
こちらは写真OKだったので、遠く東京の迎賓館赤坂離宮に思いを馳せながら記念撮影しました。
あいにくの空模様でしたが、広縁から望む水庭と、犀川沿いの桜が同時に楽しめました!この時期ならではの景色です。
寺町通りに面したラウンジ空間は、一面ガラス張りになっていて、開放的な造りになっています。
ミュージアムショップの奥にはカフェも併設されていて、ゆっくりとした時間を過ごすことができます。
企画展「金沢のチカラ ―重層する建築文化―」は1/5~9/12の期間で開催されています(写真撮影はNGでした)。金沢の建築に関する資料と写真、そして建築模型が展示されていて、藩政期から令和まで継承されてきた金沢の建築文化に触れることができます。来年、小立野エリアに開館予定の新県立図書館も完成が楽しみですね!
一般駐車場はないため、最寄りのコインパーキングに停めるか、公共交通機関を利用しましょう。金沢のまちづくりに触れることができるこちらのミュージアム。建築文化に興味のある方はぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
住所:石川県金沢市寺町5-1-18
電話:076-247-3031
営業時間:9:30 – 17:00 (入館は16:30まで)
定休日:毎週月曜日 ※月曜日が休日の場合はその直後の平日
年末年始 ※12月29日から1月3日
企画展の展示替え期間
※その他展示資料の整理のため休館することがあります。
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