今回は「第二十回全国菓子博名誉総裁賞受賞」の逸品!栗を使った現代感覚の和菓子、板屋さんの「香林」をご紹介します。

 

まずはこのパッケージデザインの美しさ!お着物を連想させる左右が交差するような形状に、金箔を思わせる黄金のスタンピングが上品に施されています。そして何といっても目を引くのが、商品名「香林」の上にあるお花のマーク。梅鉢紋じゃないですか!金沢にゆかりのある人なら誰もが見覚えのあるこの紋様は、紛れもなく加賀藩前田家の家紋。実は板屋さんは、藩祖を祀る尾山神社近くに暖簾をかかげる縁で、加賀梅鉢紋を商標にしているのです。

前田のお殿様の威光を感じつつパッケージをオープンすると、切り分け用のナイフが入っているではありませんか!これは助かります。棒状のカステラを切り分けると、この時点でマロンの甘い香りがふわっと漂ってきます。一口いただいてみると、あら上品!カステラはふんわりしつつも程よいしっとり感があり、甘さは控えめ。ツートンカラーの蒸しカステラの間にいる栗の甘露煮は、栗本来の甘さを活かしたさっぱりとした味で、大きめに切り分けられた栗がごろんごろんと入っているのでその食感も楽しめます。これはいくらでも食べられちゃいますよ!

板屋さんの本店は尾山神社境内に続く細い通り沿いにあり、大正ロマンを感じる佇まいとのこと。マロンを求めてロマンを感じる、そんな金沢探訪も楽しいのではないでしょうか。今回の「香林」の他にも、同様に栗を使った「こもかぶり」もおすすめ。梅鉢紋が入った金沢銘菓、お土産にぴったりだと思いますよ~

購入場所:金沢駅百番街
購入金額:918円(税込)
購入日:2014年7月
ホームページ:
(株)板屋 http://www.itaya-net.com/
※情報は投稿時のものです。
FacebookTwitterLine